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アマチュア無線家向け機器測定サービス

 測定器がないため自作品の性能を確認できないアマチュア無線家向けの業務です。無線機を預り、あなたに代り当方の設備を使つて測定を行ひます。

「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」用データとしての測定の受付は終了しました。
 当方のスペクトラムアナライザーが較正機関による較正を受けてから一年間を経過するためです。法令の規定により、総通に提出するデータとしては認められなくなります。
 但し当方では、過去に較正機関で較正した複数の測定器と定期的に較正を実施し、測定値に異常がないことを確認してゐます。
※R5年1月に価格改定しました。

本業務の連絡先
sokutei★★hide-radio.com 金谷宛(★★を@に替へてください)

受注内容

アマチュア局自作無線機の無線特性の取得

  • 周波数偏差の測定
       機器の表示周波数と実際の周波数の誤差
  • 空中線電力の測定
       高周波電力計による平均電力の測定
  • 占有周波数帯幅の測定
  • スプリアス発射の測定
  • 副次的に発する電波等の測定
取得した測定データをeメールまたはファイル交換サービスにて送付します。

 

受注可能な無線機の仕様

  • 空中線電力
HF帯100W以下
VUHF帯50W以下
  • 1.9MHzから430MHz帯まで
  • 電波形式CW(A1A)、SSB(J3E、H3E)、AM(A3E)、FM(F3E)
 

納期

無線機受領から2週間以内に測定完了を連絡します。

 

料金体系

測定無線機1台について

        測定点数  測定料金
8点まで5500円
(基本料金内)
9点から16点まで8250円
17点から24点まで11000円
25点から32点まで13750円
33点から40点まで16500円
41点以上応相談
送料は別。測定点は「測定する特性、測定周波数、モード」の組み合せを1点とします。銀行振込手数料はご負担ください。

  • 試験に不合格となりその後改造して再試験をする場合、最初の試験から半年以内は一回に限り料金を半額に減額。
  • 未成年本人が当方を訪問して無線機を持ち込む場合は料金を半額に減額。無線従事者免許証の呈示が必要。日程は打ち合はせによる。

料金の決済方法

 当方から測定完了と振込先の銀行口座を連絡します。その後、料金を入金してください。振込手数料はご負担ください。入金の確認後全データをeメールなどにより送信します。無線機は速やかに返送します。
 当方に直接引き取りに来る場合は現金決済でも結構です。当方の銀行口座は「りそな銀行」「三菱UFJ銀行」「ゆうちょ銀行」です。

 

スプリアス測定の点数例

※「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」を提出するに当つては、指定周波数(周波数帯の中央周波数)1波の測定でよいことを関東総合通信局に確認しました。(H29.3.2)
 JARDの作成した「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」がそのやうになつてゐましたので確認をしました。
 測定点を設定する基本は、許可に該当する全ての組み合せを総当りで試験することです。

測定点組合せ検討
組み合せ表

 

受け渡し方法

 打ち合はせの後、当方に宅配便などで送つてください。当方は送料を負担しませんので元払で送つてください。
 返送はヤマト運輸の宅急便を利用し着払にて発送します。到着時ヤマト運輸に送料を支払つてください。

 無線機を搬送中に傷めないやうに梱包してください。特にダイヤル、つまみに力が掛らないやうにしてください。

 

測定に必要なもの

無線機本体に合はせて測定に必要なものを送つてください。

  • 電源ケーブル
  • マイクケーブル(コネクターが4P、8P、RJ-45モジュラー以外のものの場合)
  • 電鍵用ケーブルまたはプラグ、コネクター
  • 取扱説明書
 

注意事項

  • 受注できないもの
      市場評価額が10万円を超える機材。事故が発生した場合補償ができませんので受注できません。
  • 事前の動作確認
      故障してゐるもの、動作が不安定なものは受注できません。規定の出力が出て通信できることを確認してください。
  • 試験方法/A1Aモードのスプリアス測定
      正式には25ボーの短点の連続(12.5Hz、Duty比50%の矩形波)でキーイングしますが、連続送信状態で行ひます。
      キーイングすると測定に掛る時間が非常に長くなりますのでこの点は妥協してゐます。
  • 不合格の可能性
      測定の結果、現行スプリアス基準に不合格となる過去の無線機もあり得ます。不合格となる例を次に示します。こちらのブログ記事をご覧ください。
       「CWモード帯域外領域不合格の例
 

スプリアス測定データの見方、測定見本

スプリアス測定データの見方20210227版

 

参照法令

 

試験周波数の数

※「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」を提出するに当つては、指定周波数(周波数帯の中央周波数)1波の測定でよいことを関東総合通信局に確認しました。(H29.3.2)
 JARDの作成した「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」がそのやうになつてゐましたので確認をしました。

 特定無線設備の技術基準適合証明等に関する規則別表第一号一(3)の規定に基づく特性試験の試験方法
   別表第三十五 「証明規則第2条第1項第12号に掲げる無線設備の試験方法」
    一 一般事項 3 試験周波数と試験項目
の規定によります。

前半のみ抜粋
 これによれば、50.0-50.5MHzまでの周波数範囲の無線機は1MHz以下の周波数帯幅になり50.250MHzの1波で試験をすることになります。

 

個人情報の利用に関して

  取得した個人情報は、本機器測定業務の実施に必要な範囲内でのみ使用します。

 

「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」記入参考例

  電波利用ホームページの記載例はアマチュア向きではないので参考例をここに置きます。

 

測定実績

機種合格台数不合格台数測定コメント
TS-120V10blog記事
TR-130010
RJX-61010
RJX-60101blog記事
IC-502A10※改造が必要blog記事
TCA AN/PRC 152 (UV)R/T10
NASA 72GX-Ⅱ01変調時スプリアス領域(基本周波数近傍)
Stryker SR 94HPC10
FT-100(D)50W01blog記事
FT-102S01blog記事
TX-88D改+BPF103.5M, 7Mのみ
29M帯FM CB改造機1変調時スプリアス領域(基本周波数近傍)
DR-06TA1US仕様

問ひ合はせ先
ヒデ・ラヂオシャック/金谷(かなや)
mail : sokutei★★hide-radio.com (★★を@に替へてください)

R6.9.27更新
R5.6.20更新
R4.11.8更新
R3.2.27更新
H31.4.15更新
H30.3.8更新
H30.2.8更新
H29.8.18更新
H29.2.3公開